2010年5月30日日曜日

「ワルツ」って踊りじゃないの?!

大使館にはいろんな人がやってくる。
ビザをとりにくる人。
コピー用紙を届けにくる人。
大使に会いにくる人・・・
そして、こんな格好の人もたまにやってくる。

去年の4月、やってきたトニさんとステファンさんはドイツの大工さん。
マイスターになるために修行中で「ワルツ」って呼ばれるんだ。
修行は3年と1日。最後の1日は帰るため。
修行中は親が死んだり大病の時以外は故郷の半径50キロ以内には戻れないんだって。
この日は大使館で所在を証明するためにスタンプをもらいに来たみたい。
それまでは京都で宮大工の修行をしてたんだって。
それにしてもこの仮装行列みたいな服装にはビックリしたなぁ!
帽子は寝る時と食事、そしてお祈りの時以外はかぶったまま。
ジャケットの6つのボタンとベストの8つのボタンには、
「週に6日、1日8時間働く」という意味があるんだって。

ドイツではワルツを経験する人がだんだん減ってきてるんだって。
マイスター制度自体が時代遅れとか批判されちゃって・・・
トニさんとステファンさん、立派なマイスターにニャってね!

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